古峰ヶ原(こぶがはら)

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2013-11-02

古峰ヶ原 アタック
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走行距離 94.01km
獲得標高 1502m
標高 1298m
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記録
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 古峰ヶ原(こぶがはら)紅葉ライドに行ってきた。
 今回のライドは一人ではない。最近出会ったサイクリストで人生も自転車も先輩のNさんが一緒だ。Nさんが考案したルートに便乗させてもらう形で同行することになった。関東地理に詳しくない僕にとってはとても心強い。そして楽しみで仕方なかった僕は前夜なかなか寝つけなかった。

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 早朝の始発電車に乗り込み鹿沼駅に到着した。自転車を素早く組立てNさんの待つ新鹿沼駅まで颯爽と鹿沼市街を駆け抜けた。新鹿沼駅でNさんと合流してさっそく紅葉ライドに出発した。はじめて自転車で訪れた栃木の風情ある道路を走れる嬉しさと、最高のサイクリング日和が2週間あけの脚の不安を忘れさせてくれた。久しぶりに回すペダルは何故か軽いような気がする。鹿沼日光線(地方道14号線)に入り緩やかな勾配を登ってゆく。左手には大芦川が流れていて、透明度のある川の水面が鏡のようにその時折々の風景を映し出していた。僕は水面から透けて見えるくっきりとした大きな魚影に興奮していた。しばらく走ると大芦川に橋がかかるところで古峰ヶ原街道(地方道58号線)になる。そこで大きな鳥居が出迎えてくれた。僕は以前の輪行の旅で見た赤城山の赤い大きな鳥居の風景と重ね合わせながら、目の前の鳥居を見つめていた。この鳥居をくぐると本格的な坂道になる。とりあえず古峯神社を僕たちは目指すことにした。

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 古峯神社に到着して境内に入ると鳥居を囲む木々達が色づきはじめた紅葉で出迎えてくれた。境内には古峯園を有料で見学できるらしいが、僕たちは時間的にのんびりできないので見学することはなかった。さらに奥へ進み僕はその風情ある建物に驚いた。なんと建物は茅葺き屋根だ。そして参拝は靴を脱いで室内で参拝するというスタイルらしい。何もかもが珍しく少し変わった神社だと思った。雰囲気は申し分なく、僕は心躍らせながらビンティングシューズを脱いだ。

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 参拝を終えて少し広い館内をNさんと見学することにした。ここに大きな天狗の顔が飾られているとNさんが教えてくれた。その迫力ある天狗の仮面を前に僕は圧倒された。何だこの天狗は!…と。この他にも至る所に天狗が飾ってあった。何か天狗と深い関係があるのだろう。Nさんはここに来ると背中がビリビリすると言った。それぐらい神聖なる領域を感じさせるのだろう。
 古峯神社はもう一度訪問したい場所になった。ここはパワースポットで有名らしい。確かにすごくいい神社だ。僕は古峯神社が好きになった。

 さて、ここからまだまだ本格的な登り坂がつづく。とその前にここから先は補給ができないとのNさんのアドバイスがあった。僕たちは売店でまんじゅうを1個食べてそして僕は命の水を買った。とりあえず古峰ヶ原高原まで目標に頑張ろうと話し合い出発した。ここはご迷惑かけない程度にがんばりたい。

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 古峯神社をあとにして僕たちはさらに登ってゆく。道中で古峯神社の僧侶らしき天狗のような装いをした2人が車道を歩いて登っていた。その装いを珍しく感じながら僕たちは僧侶を抜き去り古峰ヶ原高原を目指した。
 太陽の日差しに照らされた紅葉が燃えるような山を演出していた。だんだんと色づく紅葉に僕たちは感動の声をあげてはカメラを向けた。撮影しながら登ることでなかなか先に進まないことを体力的に自信がない僕は少し嬉しく思っていた。
 Nさんは道路が好きみたいだ。道路のうねりにさしかかると嬉しさの声をあげていた。僕も道路と景色がセットになっている感じの風景(トップ写真みたいな風景)が好きだ。なのでそのNさんの嬉しさの声は僕の感動でもある。さらに登ってきた頂上付近から見下ろす道路のうねりは最高だ。その感動は自転車じゃないと意味がない。何故ならここを登ってきたという達成感もそこにはプラスされているからだ。

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 古峰ヶ原高原に到着すると道中で半袖になってあらわになった僕の腕が冷たい風にさらされた。ふと見渡すと風が吹き抜ける高原にあの天狗の僧侶を見かけた。古峯神社から古峰ヶ原高原までの道中、ほら貝を奏でる音が山から山へ響き渡っていた。Nさんと何だろう?と話していたばかりだ。あの僧侶たちが奏でていたのかなと思いながら2人の背中にカメラを向けた。

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 古峰ヶ原高原をあとにしてNさんが深山巴の宿(じんせんともえのしゅく)に寄ってみようというので自転車を置いて行ってみることにした。少し山奥へ歩くとあの天狗の僧侶たちがお経を唱えていた。導かれてきたのか?僕たち…。すごく神聖な場所のような気がした。あとで調べてみるとこの石祀には日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られているらしい。お経が終わるとあのほら貝で奏ではじめた。その迫力のある音は見上げた紅葉の森と唄っているような気がした。

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 粕尾峠を地方道15号線へ下り始めると真っ赤な紅葉スポットに出会った。ここで勿論僕たちはカメラを向けた。これこそ僕が求めていた燃えるような紅葉だ。素晴らしい紅葉に僕たちはしばらく見惚れていた。
 さらに峠を下り足尾で昼食とった。疲れた体にパワーがみなぎる。ここからあとは国道122号線で大間々方面へ下るルートだ。道は下り調子だがたまに登りもあって疲れた脚にくる。でもNさんが引張ってくれたのが気持ち的に楽だった。何から何までお世話になりっぱなしだったので申し訳ない思いでNさんの背中を追いかけた。
 国道122号線沿いに渡良瀬川が流れていて、その川と道路の間をわたらせ渓谷線の線路が通っていた。その風景はなかなか素晴らしいものだった。電車が通るとなおよかったのだがその風景に出会うことはできなかった。

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 道の途中で草木ダム事務所に寄ってダムカードをもらった。初めてのダムカード。ダム好きなわけではないが嬉しい。そしてその事務所横の展望台からの風景はいい眺めだった。この時すでに日が暮れ始めていた。
 晩秋の日の短さを感じながら、少し急ぎ気味に残りの距離を僕たちは走った。夕刻だったこともあり交通量も多くなっていき渋滞にも遭遇した。日が沈みきれない薄暗い道を車のヘッドライトが灯す頃、ようやく赤城駅に到着した。一応ここがゴール地点だ。帰りの電車は残念ながらNさんとは違う。またの再会を約束し別れを惜しみながら赤城駅をあとにして僕はそのままJR岩宿駅で旅を終えた。
 本当にこの旅でNさんにはお世話になりっぱなしだったが、すごく楽しかった。これからの自転車生活が楽しみだ。そう思わせてくれたライドだった。

 

お世話になったNさんのブログはこちら
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by moccosupedal | 2013-11-03 18:06 | Cycling


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