奥草津

奥草津紅葉の絶景

2013-11-09

奥草津 アタック
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走行距離 70.21km
獲得標高 1709m
最高標高 1694m
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記録
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 朝の冷え込みにテンションを奪われつつもJR高崎線に乗り込んだ。高崎駅で吾妻線に乗換えさらに山中へと進む。吾妻線は以前の碓氷峠ライドの帰りで利用したラインだ。確か吾妻線はsuicaが利用できない。僕は乗車駅の券売機で目的地である長野原草津口までの切符を買っていた。長い電車での旅だ3時間以上は乗っている。日が昇り吾妻線沿いの渓谷は見事な紅葉に輝いていた。車窓からみる川原湯温泉あたりの紅葉は絶好の見頃だった。折畳んだ三脚をバックに詰込んだ写真家たちが次々と川原湯温泉駅で下車してゆくのを見送り間もなく僕は長野原草津口駅に着いた。
 自転車を組み立てさっそく走り出す。風は冷たく指切りグローブでは手先が凍りそうだった。国道145号線を少し走っていると散歩していた老婆が挨拶してくれた「頑張るね〜」「ありがとう頑張ります」と挨拶を返してすぐに国道292号線にでた。ここで右折しとりあえず草津温泉を目指すことにした。ここから草津温泉街まではひたすら登りだ。僕は不安な脚でゆっくりとペダルを回し続けた。登ってゆくにつれて紅葉は終わっていて、木々から散る葉が風で舞う光景と道路脇の落葉が晩秋を告げていた。
 どうも調子が悪い。よく考えてみると朝食を食べていなかった。292号線のセブンイレブンに寄り補給することにした。コンビニ横の人目の着かないところに座って補給していた僕に一人が女性が話しかけてきた「よかったら手作りクッキーを…」とクッキーをくれた。ありがたく食べて僕は旅の出会いを嬉しく思いながら草津温泉まで登った。
 草津温泉は初めて訪れる。TVでは散々みていた湯畑の光景をこの目で見てみたい。温泉街をゆっくりと下り湯畑に到着すると多くの観光客であふれていた。ここは温泉目的で訪れた方がいいみたいだ。温泉街の風情を歩いて感じた方がより感動するに違いない。僕は湯畑にカメラを向け急いでこの場を後にした。

草津温泉湯畑

 草津を後にし長笹林道(地方道55号線)へ入る。ここからチャツボミゴケ公園のある奥草津まで本格的な山道の景色に出会うのだろうと思いながら下ってゆく。登りではあんなに暑かったのに下りになれば容赦なく冷たい風にさらされ凍えるような寒さだ。すると突然素晴しい絶景が飛び込んできて思わず声をあげ立ち止まった。奥草津が一望でき手前から奥の山々まで一面の紅葉で染まっている。素晴しすぎる景色にカメラを向けシャッターをきり続けた。

奥草津の紅葉

 片道1車線の舗装されたきれいな道だったがしばらくして狭い道になった。道路脇の側溝は大量の落葉で覆い隠され木々に囲まれた林道は薄暗い。予想していた通り下りだけではなく登りもある。今までにないアップダウンに僕はなかなか面白い道だと思った。途中大きな道に突き当り左折してしばらく走るとチャツボミゴケの入口だ。案内板がでている標識に従って脇道に入る。事前に知っていたがここからはダート道だ。歩くのは嫌だからロードバイクで奥へ進むことにした。しばらくすると管理事務所で入園料300円を支払う。さらにここから遊歩道の入口までダートの登りだ。やっとの思いで入口まで辿り着いた。(入口からここまで歩くのは大変だ)そしてここから歩いて登るのだがけっこうな勾配を登るので脚が思うようにあがらなかった。やっとの思いでチャツボミゴケ(穴地獄)の景色に出会えた。
 今日も一眼レフを背負ってきたが広角レンズを装着して標準レンズは持ってきていない。天気も曇ってきて周囲は暗く思い通りの撮影ができないのを残念に思いながらシャッターを切った。しかし今日のメインでもあるチャツボミコゲを訪れることができて少し満足していた。

チャツボミゴケ(穴地獄)

 また地方道55号線に戻り中之条草津線を走る。ここから先は今までの55号線と同じく激しくアップダウンが続いた。目指すはこの道中にある尻焼温泉だ。尻焼温泉は長笹川の川底から湧き出す温泉で川の上流と下流に堰をつくり川全体が浴場となっている。混浴というかプールのようなものなので水着で入っている人がほとんどらしい。楽しみにして到着したが…入浴している人はいなかった。入浴している人がいれば風情ある写真が撮れると思っていたがこればかりは仕方ない。

尻焼温泉

 中之条草津線から国道405号線にでた。国道とは思えない道の狭さだ。しばらくすると自動二輪のライダーたちが颯爽と蕎麦屋から走り去った。そういえば昼食を食べてなかった僕はその「そば処 野のや」で遅めの昼食にした。「まいたけ御飯付き盛りそば」を食べ終え(もちろん美味い)蕎麦湯で暖まっているとそば屋のお姉さんが話しかけてきた。暮坂峠(くれさかとうげ)に向かうことを告げるとここから2通りの道があるという。僕の知らないルートをお姉さんが教えてくれたので予定してないルートで行くことにした。
 国道405号線から左に入り急な勾配を登ると集落がある。この集落からみる山々の絶景は素晴しかった。残念ながら写真撮影しなかったのが今では悔いに残る。このあたりは世立八滝(8つの滝)がある。僕が一番気になった滝の看板があった「殺人の滝」だ。名前にインパクトがありすぎるし何か恐ろしい。時間があれば行きたかったが予定していないルートなので先を急いだ。ここからもひたすら登りだが傾斜は少しだけゆるい。人もサイクリストもいないし車も数台通るだけの道を不安になりながら登る。途中旧暮坂峠の看板を目にした。ここは旧暮坂峠なのか…?よくわからないがそうらしい。空はさらに厚い雲に覆われてあたりは薄暗くなっていった。僕は早めに暮坂峠に到着できるように休憩することなくただただ先を急いだ。
 ずいぶん山奥まできたところで獣の鳴き声が聞こえた。熊ではないだろう…と思いながら走っていると、野生の猿たちが木の上から僕を不思議そうに見つめていた。確認できたのは10匹ぐらいだろうか…猿の群れだ。何故だかわからないが餌付けされていない野生の猿は凶暴だと思い、ここ一番のダンシングで頑張って逃げた。本来ならカメラを向けて撮りたかったが時間もないし怖かったのが本当のところだ。それから峠をこえてしばらく下ると本来予定のルートである地方道55号線にでた。ここからさらに少し登ったところで暮坂峠に到着する。

暮坂峠

 ここから四万街道(国道353号線)までひたすら下りだ。もう陽が差すこともなく気温も明らかに低下してきている。僕は冬装備に着替えて四万街道まで急いだ。本当なら四万街道を登り四万温泉まで行きたかったが断念することにして四万街道を中之条駅方面へと下った。僕にもう少し体力があれば四万温泉まで行けたのだろうか。そう考えると残念でならない。しかし次回の旅の楽しみにとっておくのもいい…そう考え事をしながら残りの道を走った。少し時間を持て余す夕刻に中之条駅で僕は旅を終えた。

奥草津ルートgooglemap
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=200262665800829826554.0004eac8f5731427be087&msa=0
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by moccosupedal | 2013-11-10 17:07 | Cycling


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