筑波山脈

吾国山ハングライダー

筑波山脈
http://goo.gl/maps/nvYKn


2014-01-18

筑波山脈一周(フルーツライン〜道祖神峠〜板敷峠〜りんりんロード)
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走行距離 92.44km
獲得標高 714m
最高標高 409m
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 近場で楽しめる輪行先はないだろうか?
 毎回費やす輪行費用を悩ましく思っていた最近の僕のテーマだ。JRを利用して片道1000円程で楽しめそうな地を以前から探していた。近場と言えば奥武蔵グリーンラインあたりも最適だが、人気があり多くのサイクリストを見かける。できればサイクリストが出没しないようなところへ行きたい…などと思うワガママな僕だが今は冬のオフシーズン。そんなにサイクリストもいないのかもしれないが、秩父周辺はどうしても気が乗らない。
 地図を開いて最寄りの駅からそんな「近場」を探ると、どうしても「秩父」か「筑波」になる。そうなれば以前から気になっていた「筑波」に注目していた。多くのブログに掲載されていることが多いし、標高が低いので冬には丁度いい練習場所として重宝するサイクリストが多いみたいだ。そして、常磐線と水戸線の間を縦にはしる「りんりんロード」が気になる。いつの間にか「筑波」に夢中になっていき地図にラインを引き始めていた。

 そんな前夜を経て僕は「JR土浦駅」にいた。時刻はもう9:30。今朝は寒くてダラダラしてたら遅めの出発になってしまった。
 曇り空だった天候は晴天になっていたが、まだまだ寒かった。ウィンブレは着たままさっそく出発。シューズカバーをしてるのに自宅を出発してから未だに足のつま先はキンキンに冷えきっていた。
 土浦駅からすぐに「りんりんロード」に入り、しばらくして右折。「フルーツライン」を目指す。茨城県道199号小野土浦線〜石岡市につづく大型農道でその道中に「道祖神峠」がある。今日は久しぶりに峠をルートに入れてみた。距離は短いが少し不安だった。フルーツラインに入るとのどかな工業地帯でトラックが多く往来していたが、そこを過ぎると交通量は少なくなっていった。しばらく走ると「朝日トンネル」が見えてきた。全長1784mで去年11月に開通したばかりのトンネルだ。丘を越えて石岡方面へ行くこともできるが、せっかくなのでトンネル内を走行してみることにした。トンネル内はそこまで恐怖を感じるほどではなく、どちらかと言えば走りやすかった。そしてトンネル内は暖かく出口をでたら寒風にさらされた顔が痛かった。

朝日トンネル1784

 この先フルーツラインは永遠とアップダウンを繰り返す。登っては下り…登っては下り…。道路脇に苺ののぼり旗が点在していて長閑な風景がつづいた。そんなアップダウンを繰り返し道祖神峠の登りにさしかかった。道の脇に自動二輪進入禁止の標識があって、路面には二輪車走行禁止と書かれていた。「自転車はいいよね?」と自分に言い聞かせて進む。距離は短いものの勾配10%をキープするような坂…。久しぶりに登った峠は「ぜぇ、ぜぇ、はぁ、はぁ」で登った。体は暑いが足のつま先は未だにキンキンに冷えて感覚がない。登りきった所には何か石碑のようなものがあって、写真撮影をしているとハイキング中の方々が通りすぎようとしていた…。「写真を一緒に撮ってあげましょうか?」と親切に声をかけてくれて、その気遣いにありがたく思った。でも僕は丁重にお断りした。ここが絶景ポイントだったらお願いしたところ…というのが本音。
 「道祖神峠」…「さえのかみとうげ?」と読むのか「どうそじんとうげ?」と読むのか不明だ。どちらでもいいのかもしれないが…。「道祖神(さえのかみ)」はその昔、村の境界に置かれ外部からの侵入する邪霊や悪鬼をはねかえそうとする民俗神らしい。確かにここ道祖神峠は石岡市と笠間市との境界である。

道祖神峠

 ここからはフルーツラインではなく、坂敷山道(坂敷峠)を登る。林道らしい林道になり、走っていると先ほどのハイキング中の方々が歩いていた(おそらく吾国山を登るのだろう…)。かるく会釈をして抜き去り、木々に囲まれ葉の間から光差す道を登った。道祖神峠とは違って勾配は緩やかで心地よく感じた。景色は開けることはなくずっと木々に囲まれた道がつづく。頂上付近でも景色を眺めるポイントはなく、ご褒美の景色を眺められないことを残念に思いながら道は下りになっていった。しばらく下ると道の脇に数台の車が駐車されていて、「なんだろう」と思い足を止めた先に数機のハングライダー機が小高い丘にとまっていた。不思議そうにする僕に「よかったら奥に入って見ていってください」と一人のハングライダーさんが声をかけてくれた。ヘルメットをかぶってビンティングシューズに一眼レフを持った場違いな僕はズカズカと奥に入り、ハングライダーさん達に軽く会釈で挨拶した。ハングライダーの離陸台の上で歩き回る人たちに驚きながら、場違いな格好をした僕も台の上に登りカメラを向けシャッターを切った。

ハングライダー

▲数機のハングライダー


発射台で黄昏

▲離陸台で様子を見る関係者たち


発射台からの景色

▲離陸台から望む筑波山脈(恐る恐る撮った)


 ここにもう30分以上は留まっている。滅多に遭遇できないこの瞬間が心地よかった。ひとりの男性が離陸台から飛び立った(トップ写真)。「おお〜すごい!」思わず声が出た。次に飛ぶ人が離陸台の登った。僕も離陸台に上がり飛び立つ様子を撮りたくてカメラを向けシャッターを切りつづけた。この時飛んだ方は女性で、僕には「風の谷のナウシカ」にしか見えなかった。

ナウシカ

▲離陸するために駆け出す女性


風の谷のナウシカ

▲もう「風の谷のナウシカ」なのです


 長居したこの場を後にして坂敷山道を下る。途中下っているとグレーチングが何個かはずされている所が点在していて危なかった。最近グレーチングの盗難が多いと聞くが、ここもそうなのだろうか。慎重に進み下りきった県道64号にでたところで記念撮影した。

坂敷山道入口

 あとはJR岩瀬駅を目指し「りんりんロード」を通って土浦駅に帰る。平地走なので気分的に楽だったが最悪の向い風だった。「つくばりんりんロード」(正式名:桜川土浦自転車道)は旧筑波鉄道の廃線跡地を利用して作られた全長40.1kmの自転車道で各駅の跡地は休憩所として利用されている。感想としてちょっと残念だったのは、自転車道を横切る車道にさしかかる度に「止まれ」になり、ひどい時は30〜50m間隔で止まらないといけない。短距離を毎度毎度止まるのはしんどい…。でも、ここを走れて良かったと思っている。唯一期待できるのは、両脇に桜の木が植えてあった区間の春シーズンは気持ち良さそうだ。

 途中「りんりんロード」をはずれ、真壁町を散策してみた。町並みは歴史ある風土で、僕好みの家が建ち並んでいた。ただ、どこの家も改装中みたいで写真を撮りたいポイントは見つからなかった。この時に昼食をとりたかったが、この辺りには全然なく(探しきれなかった)、仕方なく7イレブンでちょっと補給した程度で済ませた。

 「りんりんロード」は、まだまだつづく…が、ちょっと寄りたいところがもう一つあった。日本の道100選に選ばれている「つくば道」だ。筑波山神社の参道だった道をほぼそのまま残し県道139号にした道で、そのため峠道とは違い斜面を直線的に這い上がる形の道。基本的に自動車が走行するような設計になっておらず、推定25%勾配の道がつづく。あたり前だが今回この道を登るわけではない。いやどちらにしろ無理なんだが…りんりんロード沿いにあるポイントだけに道の入口まで行ってみることにした。

つくば道入口

 また「りんりんロード」に戻りあとはJR土浦駅に戻るだけだ。これを進むと駅に着く。陽が短いこの時期のサイクリングで時間を気にしていたが、まだまだ日が高いうちに土浦駅に着いた。


 久しぶりのひとり旅 …たまに孤独もいいものだ。
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by moccosupedal | 2014-01-19 13:20 | Cycling


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